ピルのメリットとデメリットについて

ピルのメリットで、一番にあげられるのは、その避妊効果です。女性が主体となる避妊方法で、正しく服用すると、ほぼ確実に避妊できます。日本でポピュラーな避妊方法はコンドームですが、パートナーの協力が不可欠で、しかも破損や装着ミスで失敗する例もあります。
ピルなら、相手が協力してくれなくても避妊できて、毎日飲んでいれば失敗する恐れがありません。生理周期が安定し、生理痛が軽減したり、経血が減少するなど、生理の負担が軽くなるのもメリットです。生理のことを気にせずに、仕事や遊び、日常生活を送ることができます。ピルの副効能として、長く続けていると、卵巣がんや卵巣嚢腫、子宮体がんのリスクを減らすことができます。また、大腸がんの発生も抑えるという報告もあります。

次にピルのデメリットですが、避妊用に使う場合には、毎日同じ時間に飲み続けなければならないことです。朝の洗面時や夜寝る前など、生活習慣に組み込めば問題ありませんが、難しく感じる人もいるかもしれません。吐き気や頭痛、不正出血などの副作用が起こる可能性があることもデメリットと言えるでしょう。ただし、これらの副作用は、飲み始めの時期がほとんどで、2~3シート目になると身体が慣れて症状が消えます。もし、症状が続いたり強い場合には、服用中のピルが合っていない可能性がありますので、医師に相談して、別の種類のピルに替えるとよいでしょう。

非常にまれなケースですが、ピルの重篤な副作用として、血栓症が問題になりました。
血栓症は、命に関わることのある病気ですが、リスクの有無を事前にチェックすることで回避することができます。尿検査や血液検査、エコー検査やCT、MRIの検査などが良く使われる検査方法です。特に40歳以上の方や喫煙者の方はリスクを高めるので、医師に相談するようにしましょう。婦人科を受診して上記のような検査を受けてから処方してもらい、その後も定期的に検診を受ければ、安心して服用できます。